【クロバイ】 本殿裏の北西部の社叢内にあり、胸高幹囲１１９cm、樹高約１０ｍ〜。この樹種としては大木である。本種は暖地に生える常緑高木で、県内の山野に多く自生している。本町でも社叢その他の植林には自生が見られるが大木は少ない。５月頃、前年の枝の上部に総状の花序になって、５つに深く裂けた白い小花を多くつける。

【クロガネモチ】 本殿裏北東部の社叢の中にある胸高幹囲１４０cm、樹高約１５m〜の大木である。ここには大木が３本あり、本樹はそのうちの最も大きいものである。 本種は、暖地の山野で普通に見られる常緑高木で県内にも多く自生しており巨木も多い。 ５〜６月頃、若枝の葉のつけ根などから柄を出し、淡紫色の小さい花を多数つける。雌雄異株で、冬赤く実が熟すのは雌株の方である。フユナリ、モチノキとも言われて庭木として植栽されている。